20 November 2009

To Derry -8 (Limavady) : 妖精が宿る谷と5500年前の墓地


8 : Banagher Glen and Carnanbane Court Tomb


Banagher Old Churchを見学した後、再びパンフレットに目を通す。
ペラペラとめくっていくと、Aughlish Stone Circlesというストーンサークルの写真が。

丘の上に立っている石の姿は、本当に神聖な感じ・・・。
この地を目指し、パンフに記載されているいかにも頼りない地図を見ながら行ってみることにした。

車一台がやっと通れる位の農道を下っていくと、何とも幻想的な雰囲気の谷で行き止まりとなった。

Banagher Glen

泥炭で少し黒ずんだ川底に、程良く気持ちよく流れる川のせせらぎ。
せっかくだから、この渓谷沿いをストーンサークルを探すついでに、少し歩いてみることにした。


支流の小川も何とも可愛らしい。
枯れかかった水量にもかかわらず、水面に青い空が見事に写し出されている。

「Fairy Creeks」

地図と睨めっこしながら探し続けたが、それらしきものが見付からない。
そしてしばらくの間、川に転がっている大きな石に座りながら、ぼーっと川を眺めていた。
すると、何やら心の囁きが聞こえてきた。

「この川の向こうにある丘を登っていくと、きっとあるよ」

その声に導かれるように、小川を渡って丘を登ろうとしたとき、ふと我に戻った。
時間は既に夕方6時頃。

「きっと何かあるかもしれないが、もし夕日が落ち真っ暗になったら、確実に迷子になるぞ・・・」

と思い、渡るのを躊躇した。
そして、ストーンサークルは諦めて、教会の近くにある先住民時代の墓地に行くことにした。

Carnanbane Court Tomb (1)

牧場の脇に車を停めて、他人の所有地である牧場の中を突っ切って歩く。
沢山の羊達に会ったが、さすがに3回も渡英しているので別に何とも思わなくなった。
むしろ「人より羊の方が多い国」というのは本当なんだな、と感じていた(笑)

5分程歩いていくと、無造作に並べられた石々を発見。

Carnanbane Court Tomb (2)

この墓地は紀元前3500年頃に先住民が建てたとされるお墓の跡。
ハの字型に置かれている中心の石の隣りにはゴースの花が咲いている。
そして、周りには無造作のようで整然と並べられた石。

ストーンサークルを見ることが出来なかったのは残念だったが、ここに来れたのだからよしとしよう。



そして宿泊地デリーに向かい、部屋でアイルランドの著名な詩人であり、ノーベル賞作家イエイツが著した「ケルト妖精物語」という本を読んでいたら、先程の谷での出来事に近いことが物語になっていた。

アルスター地方の口承伝話「妖精の茨(フェアリー・ソーン)」という題の物語で、大意としては若い女性が森の中を散歩していたら、妖精にさらわれてしまい、現世に帰って来れないという話なのだが、
よくよく考えると、あの谷での出来事は沢の妖精達が僕に川を渡ってくるように囁いていたのかな、と思えて他ならない・・・。

それは考えすぎかな?

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