14 October 2009

Lough Erne -5 : アーン湖廃城巡り、再び (西岸の古城編)


5 : Tully Castle & Portora Castle


Belleckのファクトリー見学の後、アーン湖の西岸をのんびりドライブ。
気が向いたところに立ち寄ればいいや・・・と思って訪ねてみた第一弾が、湖畔に佇むTully Castle。
国道から急な坂を下った先に集落と廃城があった。


この城は1619年スコットランドの諸侯で農園主であるSir John Humeによって建てられたスコティッシュ調の城塞。
この地はイングランド・スコットランド王ジェームズ1世の命によって、プランテーション化された地で、24世帯をスコットランドから来たプロテスタント入植者によって原住民から土地を搾取し、農場を設立した。


そして、1641年のアイルランド動乱時、12月24日に、地元の諸侯Rory Maguireが城を占拠し破壊。
Hume一家を救う代わりに、復讐として、プロテスタントの入植者69人の女性、子供と、16人の男性を殺害したという悲劇的な事件の舞台であった。


湖を一望できるテラスの跡が何とも感傷的な気分になる。

まったくの余談だが、ジェームズ1世(スコットランドではジェームズ6世)は、「グレートブリテン王」(King of Great Britain)と自称して、イングランドの国旗であるセント・ジョージ・クロス(白地に赤の縦十字)と、スコットランドの国旗のセント・アンドリュー・ クロス(濃紺地に白の斜め十字)を合わせて、ユニオンフラッグを1606年に制定した人物である。
(因みにアイルランドのセント・パトリック・クロス(白地に赤の斜め十字)は、制定当時は連合していなかったので、この時は含まれていなかった)


それにしてもアーン湖は、様々な風景を提供してくれる。
大きな湖の眺望は必ずしも良くない(だだっ広くて海みたいに凡庸)が、この湖は場所によって風景が全く異なる。

そして、エニスキレンに近づいてきたあたりに、もう一つ廃城を発見。


ここはPortora Castleという城塞。
1613年にエニスキレンの長官であったSir William Coleによって建てられたイングランド風の城で、Cole一族が1716年まで居住していたとのこと。


この城塞は、アーン湖と、そこから流れるアーン川の河口近くにある為、17世紀までこの地方の軍事駐屯地として機能していたらしい。

その後、1859年に名門校Partora Schoolの生徒達が、城内で火薬の実験を行っていたら爆発してしまい、さらに1894年に完全に廃墟と化してしまったとさ・・・。

アーン湖には他にも数多くの歴史的遺産が数多く点在している。
そして、この地区唯一の都市、エニスキレンへ向かう。


・・・しかし、アーン湖を周遊するのでなく、BallyshanonやSligoといったアイルランドの街へ車を走らせれば良かったな、と今更ながら強く後悔しております(涙)
入念な下調べも、やっぱり重要です(笑)

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