22 March 2010

ブリテン島のフットボール

また、旅行記をすぐに見たい方は・・・

Hello! Britainholic!!

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フットボール。
イギリスを語るならば、このスポーツを抜きに語る事なんてできない。
とはいうものの、ボクがこの深遠なテーマを語るなんて、数多く活躍されているフットボール・ライターに対して、とてもおこがましいと思うのだが、イギリスの各地方に滞在してみて現地の人達に聞いてみたことを、率直に書いてみたいと思う。

ロンドン在住の友人であるジェームスは、ブレントフォードFCのサポーターである。
ブレントフォードFCとは、東ロンドンを本拠地に構えるフットボール・クラブで、1904年創立の地元に根付いたフットボール・クラブである。
そのブレントフォード、現在のカテゴリーはリーグ1(3部)。(プレミア・リーグ→チャンピオンシップの次のカテゴリー)

*ちなみに彼に話を聞いた時は、2008年でリーグ2(4部)に所属していたが、シーズンを優勝して、現在はリーグ1に昇格している。

彼に恐る恐る尋ねてみた。
何故、他にもロンドンには沢山の強豪クラブがあるのに、「こんな聞いたことのない」チームをサポートしているのかと。

彼は躊躇なく答えた。
「ここがオレの町のクラブだからだ」

イギリス人は「おらが街のフットボール・クラブ」をこよなく愛している。
有名人を例に挙げると・・・
ロッド・スチュワードはグラスゴー・レンジャーズ、エルトン・ジョンはワトフォード、オアシスはマンチェスター・シティ(前ホーム・スタジアムであった「メイン・ロード・スタジアム」で1996年に凱旋ライブをおこなった)。ポール・ウェラーはロンドン・チェルシーFC、スティングはニュー・キャッスル、ロビー・ウィリアムスなんて、地元ストークにあるポート・ヴェールという弱小クラブの株主になった程の入れ込みよう。



そして、リバプールっ子であったビートルズも、大のサッカー好き。
ジョン・ジョージ・リンゴの3人(アイリッシュ系)はリバプールFCサポーターで、ポールはエバートンFCのサポーター。
有名な噂話として、通称「赤盤」「青盤」と呼ばれているビートルズのベストアルバムを発売しているが、アルバム・カヴァーの色は、リバプールの「赤」、エバートンの「青」から由来しているのではないのか?と、憶測がある位である。

また、スコットランド・エディンバラ在住の友人と話をしたところ、「サポートしているのは、グラスゴー・レンジャーズ。イングランドのチームだと、フランス人のアーセン・ベンゲルが監督を務めているアーセナルかな。」と、興味深いことを話してくれた。

スコットランド人は、イングランドに対して、未だに強い敵対心を持っているように感じる。
そして同時に、17世紀のスコットランドとイングランドとの戦いに応戦してくれたフランスに対しては好意を抱いている。

おもしろいエピソードを聞いたことがある。
2008年サッカー・ワールドカップ決勝、フランス対イタリア戦。
イングランド人は、心底憎んでいるフランスが敗北する為に、イタリアを皆応援していて、対するスコットランド人はフランスを応援していた。
フランスの象徴、ジダンの退場劇があった等、大荒れの試合展開だったが、PK戦にまでもつれ込んで、最終的にイタリアが勝利。

そしてこの瞬間、イギリス国内の電気消費量がピークを迎えた。
理由はひとつ。
試合を見終わった後、紅茶を飲む為に、イギリス国民の大多数が一斉に電気ポットのスイッチを入れたからである。

話しが逸れてしまった。(でも、いかにもイギリスっぽい話だったので記載してしまった)
彼に「何故、わざわざアーセナルなの?」と、深くは尋ねなかったが、きっとそういった歴史的背景が根底にあって、フランス人が指揮しているクラブを贔屓にしてしまっているのかな?と、勝手ながら推測してしまった。

地元のフットボール・クラブに執着しつつ、過去の歴史を決して忘れない「イギリス・サポーター」。
だからこそ、彼らのチャント(応援)は、地を這うような野太さでスタジアムに響き渡り、所属しているカテゴリーなんて関係なく、おらが街の誇りとして、民族の誇りとして、そして自身の家系が脈々と愛してきたフットボール・クラブを伝承し、息子の代にも繋がるように、サポートし続けているのであろう。

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